お知らせ

肩こり改善するには

マッサージを受けるとその場では肩こりが良くなったように感じますが、翌日になるとまた元に戻ることがほとんどです。あるいは以前より強い症状が出ることすらあります(「もみ返し」などと呼ばれている)。 なぜかというと、マッサージは肩こりの原因を治療しているのではなく、「対症療法」であるからです。いったんその場では改善したように感じるのは「オフセット鎮痛」と呼ばれる現象が起きるからです。

オフセット鎮痛とは、「直前に強い刺激にさらされると、直後の比較的弱い刺激を一時的に感じなくなる現象」と言えます。つまり普段の痛みよりも強い刺激(もまれる)が一定時間加わることで、その刺激が終わった直後には、いつもの症状を感じず、「痛くない」「軽い」などと感じる現象のことです。

図のように肩まわりの筋肉は浅い筋肉、深い筋肉があります。根本的に改善するにはマッサージ(浅い筋肉)だけではなく奥の筋肉、歪み、姿勢なども改善しなければ肩こりはよくならないといううことです。